EndPaper

本に触れる。
その小さなきっかけを届ける
ウェブマガジン。

2019-02-27

買取サービス有料化、半年間の通信簿

 

 

バリューブックスがサービスを始めて、11年以上の月日が経ちました。
おかげさまで、私たちが拠点とする上田市の倉庫には、日々たくさんの本が届きます。

しかし、実は、そのうちの半分を買い取れていません。

それは、私たちだけでなく、上田まで本を届けてくれる配送業者さん、そして、本を箱に詰めて送ってくださるお客様にとっても、幸せなことではありません。

 

買い取れる本を、きちんと買い取りたい。

 

そのために、創業以来続けてきたサービスを昨年、大きくリニューアルしました。

送料をいただき、その分、選んで詰められた本を、これまでよりも高い金額で買い取る。

そんな、新しい買取サービスに挑戦して半年以上が経ちました。

 

VALUE  BOOKS
https://www.valuebooks.jp/

 

今回は、新サービスの開始から半年間の成果を、かんたんなレポート形式でご報告。

バリューブックスの通信簿、どうぞご覧ください!

 

 

 

 

 

さあ、そうは言っても「新しい買取サービスってどんなものだっけ?」というご説明からですよね。

 

まずは、おためし査定
WEB上からかんたんに、本の買取額を調べられるようにしました。

これまでは、本がバリューブックスに届き、査定が終わってから買取額をご連絡していました。

そこで、事前におおよその買取金額をお伝えできればと、おためし査定をご用意しました。

おためし査定はこちらから。
https://www.valuebooks.jp/

 

そして、反響が大きかったのが送料有料化
お送りいただいたダンボール1箱につき、500円を査定額からお引きします。

宅配買取では、送料無料が一般的。

これまでのデータを試算し、サービス全体としてはお客様がお得になるものを目指しました。
それでも、「送料有料」という仕組みはインパクトが強いものですから、どう転ぶか不安な気持ちでした。

 

最後は、買取額1.5倍
お客様から送料をいただく分、商品の買取額をこれまでの1.5倍に引き上げました!

また、今回のリニューアルから、買い取れた本はすべて個別の明細もお出しできるようにもなりました。

 

さて、それではお待ちかね。
上記のサービスを展開して半年間の通信簿です。

 

 

 

 

 

平均買取額は約1600円アップ

買取サービスがリニューアルする前の時期と比べて、おひとり様あたりの平均買取額は1,641円上がりました!

1件あたりの買取額は、5,280円。もちろん、1箱あたり500円の送料を引いたあとの金額です。

 

 

 

おためし査定 41万回 使われました!

おためし査定のご利用は、1日に平均2000回以上。
計41万回以上ご利用いただきました!

お客様の使い方としては、お送りいただく本をすべて事前にお調べになる方や、何点かだけおためし査定をして「ふむふむ、だいたいこれぐらいなんだな」とバリューブックスの査定感を知れたら十分、という方もいらっしゃるようです。

 

 

 

利用者は約半分に……

「お客様にとってお得なサービスになるはず!」と思ってのリニューアルでしたが、以前と比べて利用くださるお客様は半分になってしまいました。

少ない冊数でお売りいただく方はお得になりにくかったり、サービスの持ち味を説明しきれず、ちょっとわかりづらい仕組みと思われてしまったのが原因かも知れません。

みなさんに魅力がきちんと伝わるように、より一層ていねいな案内をがんばります!

 

 

 

査定額をお伝えしたあとの返却率は2%!

査定額に納得いただけない場合、送料無料でお客様のもとに本を返送しています。
新サービスでお客様は半分になってしまったものの、ありがたいことに返却率は2%。

多くのお客様にご満足いただけたのか、スタッフ一同ホッとしました……!

 

 

と、かんたんではありましたが、以上が新サービス開始から半年間の通信簿でした。

振り返ると、

「ご利用されたお客様は満足しているけれど、サービスの案内をもっとわかりやすく、ていねいにしないといけない!」

というところでしょうか。

 

去年の7月に刷新された買取サービスですが、今後もどんどん内容をアップデートしていく予定です。

これからのバリューブックスも、どうぞ楽しみにお待ちください!

posted by 飯田 光平

株式会社バリューブックス所属。編集者。神奈川県藤沢市生まれ。書店員をしたり、本のある空間をつくったり、本を編集したりしてきました。

BACK NUMBER