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2019-10-17

クロネコヤマトさんのご尽力により、買取・寄付サービスが再開しました!

 

みなさま。

昨日、現状報告の記事にて買取・寄付サービスの一時停止の旨をお伝えしましたが、本日より再開することができました。

 

台風被害の現状報告 – 10/15(火)時点

 

正直、迅速な復旧にとても驚いています。

「台風被害の現状報告」にもあるように、バリューブックスの集荷業務を担うクロネコヤマトさんの主管は、甚大な浸水被害にあった長野市穂保に位置しています。

復旧まで1週間、2週間、いやそれ以上かかることがあってもおかしくない、という状況でした。

 

「集荷、再開できます」というご連絡を受けて、すこしだけ状況をお聞きすると、各地から発電機をかき集めてきたこと、それでも足りない部分は人力で荷物を捌いていったこと、昨日の夜に断水と停電が復旧したことを教えていただきました。

一口に停電が復旧するといっても、こちらの主管は大きな施設。漏電の危険性もあるため、復旧作業と並行して電気系統の検査も行いながら、慎重かつ迅速に回復を目指していったそうです。

おかげさまで、バリューブックスも想定外の早さで業務を再開することができました。

 

荷物が到着することのなく、がらんどうだった私たちの倉庫。

これからまた、お客様の荷物を受け取れるようになったこと、とても嬉しく感じています。

お客様にはご迷惑とご心配をおかけしましたが、またお気軽にご利用いただければ幸いです。

 

VALUE BOOKS

 

とはいえ、です。

クロネコヤマトさんの復旧は、混乱する現場で急いでつくられたもの。

 

・いまだに施設のあちこちに溜まった泥水のかき出し

・水に浸水してしまったトラックすべての点検作業

・地下スペースに溜まった水の排水

 

など、完全に機能が回復したとはとても言えない状況です。

 

また、当然のことながらスタッフさんたちも近隣に住んでおり、自宅に大きな被害があった方も多くいるため、人員も足りていない状況だそうです。職場と自宅、その両方が被害にあっているのです。

断水や停電が復旧したのは一部の地域で、まだライフラインが復活していない場所も多くあります。

バリューブックスの災害支援チームも昨日から現地に入っていますが、復旧には大きな時間と作業が必要なことを実感しています。

 

 

 

クロネコヤマトさんの迅速な対応によって、バリューブックスは業務を再開することができました。

しかし、当然のことながら、上田市や近隣の被害は残ったままです。

今後も、現地へのボランティア派遣や、物流のパートナーであるクロネコヤマトさんの復旧の支援など、自分たちにできることを進めていきます。

 

また、買取と寄付サービスが再開したいま、弊社の「チャリボン」「ブックギフト」など、自分たちだからこそできること、本だからこそできることを活かしていきたい、と思っています。

ひとまずは、今回の台風被害への支援方法、いまできることを、下記のページにまとめております。

随時更新していきますので、こちらもぜひ、ご覧ください。

 

【台風19号 復興支援】 いまできること

 

 

 

posted by 飯田 光平

株式会社バリューブックス所属。編集者。神奈川県藤沢市生まれ。書店員をしたり、本のある空間をつくったり、本を編集したりしてきました。

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