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本に触れる。
その小さなきっかけを届ける
ウェブマガジン。

2019-10-07

抱きしめたいえほん「いのちってなんだろう」

 

約400人のスタッフを抱えるバリューブックスには、子どもを持つメンバーも多く働いています。

「抱きしめたいえほん」は、お父さん・お母さんスタッフが、子育ての悩みや感動に触れながらお届けするえほんのお便りです。

(バリューブックスでえほんをお買い上げの方には、遊べるコンテンツ付きの紙版をお届けしています)

 

今回のテーマは、「いのちってなんだろう」

 

「死ぬってどういうこと?」

「お母さんもいつかいなくなるの?」

子どもがはじめて命と触れたときに、その答えをえほんの中に探しました。

(バリューブックススタッフ ・高見澤さん)

 

 

 

自然のなかで命がめぐる

 

 

この夏、我が家に一匹の金魚がやってきました。5歳の娘は人間以外の生き物と暮らすのは初めて。とにかく可愛がっていたのですが、夏が終わる前に小さな命は尽きてしまいました。たくさん泣いたあとに自分からお墓まいりをする娘の姿に感動しつつ、命が終わるのは悲しいことだけじゃないと伝えたくて、手にとったこの本。淡々と語られるのは、人も鳥も虫も花も、「いのちの時間」があるということ。そして、それぞれに与えられた時間のなかで美しく輝くということ。読み終わった娘に、「命ってどういうこと?」と聞くと、「生きてる時間」と答えました。自分の説明だけではきっとこの答えは引き出せなかった。伝えきれない言葉を前に、えほんはそっと力を貸してくれます。

 

『いのちの時間』
B.メロニー(著)、M.イングペン(絵)、藤井あけみ(訳)
新教出版社 (1998/11/25)

 

 

お別れのあとに

 

 

お腹すかしたぴよちゃんが、ひまわりの種を食べようとしたことから物語ははじまります。もう少し待てばおいしい葉っぱが食べられる、と成長を見守るうち、ぴよちゃんとひまわりは友達になります。やがて花は枯れ、お別れの時。それでも次の夏がくれば、またたくさんのひまわりに会える。切ないけれどあたたかい、命の再生に気づかされる一冊です。

 

『ぴよちゃんとひまわり』
いりやま さとし (著)
学習研究社 (2004/3/30)

 

 

生きていればいろいろあるよね

 

名前にコンプレックスがあるネズミや、顔がこわいと嫌われるトラ。いろんな悩みを抱えた生き物たちが、それでも生きてることに意味があると、太鼓の音に合わせて踊りだす。軽快なテンポで思わず口ずさみたくなる「だれでもおんど」。楽しそうな生き物たちの姿に、人間だって生きていればいろいろあるよね、と前向きな気持ちに。こどもはもちろん、大人も楽しめるえほんです。

 

『だれでもおんど』
サトウ マサノリ (著)
パイインターナショナル (2019/7/16)

 

posted by 北村 有沙

石川県生まれ。上京後、出版社にてライフスタイル誌の編集者として働く。取材をきっかけにバリューブックスに興味を持ち、上田市への移住を決める。趣味は温泉とビール。

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