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2016-10-29

古本梱包スピードを2倍にアップさせる「あるマシン」とは?

こんにちは!
バリューブックス新人アルバイトの大野です。

ぼくのアルバイトデビューはお客様の「顔」を想像しながら仕事ができる、古本の「発送業務」でした。
バリューブックス古本事業の基本は「発送業務」にあり!

 

その発送業務を1週間続けているうちに、最も時間と手間がかかる作業がわかってきたのです。

そして興味を持っていろいろと調べているうちに、「あるマシン」がバリューブックスの発送業務を支えているとても頼もしい存在だったんだ!ということに気がついたのでした。

今回は古本販売のキーアイテム、「あるマシン」について紹介させていただきます。

 

古本の発送業務で最も時間のかかる仕事は?

古本発送業務をざっとおさらいすると、

・お客様から発注いただいた本を集め(ピッキング)、
・クリーニングと現品チェック(ISBNチェック)をし、
・自社チラシを挟みながら梱包し、
・地域分けして、
・運送屋さんにお渡しする、

という流れ。

その中で最も時間と手間のかかる作業は、

「梱包作業」

なんです。
バリューブックス 古本 梱包

 

古本のサイズによって梱包方法が変わります

上田原倉庫から毎日出荷される古本の数は平均5500冊。
日本全国のお客様よりたくさんのご注文をいただき、毎日休まず発送をしています。

その中には、図鑑のような大型の古本もあれば、文庫本のような手のひらサイズの本もあったり、辞書のような分厚い古本もあったりします。

古本 文庫本と大型本 サイズ 違い
古本 サイズ 違い

古本の梱包方法は、厚さ2cm以下と厚さ2cmを超える本で変えて発送しています。

 

厚さ2cm以下の古本が全体に占める割合

バリューブックスが毎日発送している古本の半分以上が、「厚さ2cm未満の書籍・文庫本」です。
つまり、梱包作業の約50%を占めるということ。

・発送業務の中で最も時間のかかる作業は「梱包」。
・梱包作業の約50%を占めているのが「厚さ2cm未満の書籍・文庫本」。

そうやって調べていくうちに、まずは大きな割合を占める作業を狙い撃ちして効率を上げたいという思いから、「あるマシン」が導入されたんだ!とわかってきました。

 

あるマシンとは?

それがこの梱包マシンです。
バリューブックス 梱包マシン

このマシンを導入するには、かなりの設備投資費用がかかったと想像します。

ですがその分、お客様の注文に応えるスピードが上がりますし、アルバイトを始めたばかりのぼくが作業しても、ベテランの方が作業しても、梱包品質はほぼ均一になる。

スピードを測定してみたところ、ざっくりですが手作業よりも1.5〜2倍速く梱包できていました。

 

マシンを使った古本梱包の流れ

本をセットする人と、
バリューブックス 梱包マシン

バリューブックス 梱包マシン

 

梱包された本を受け取って、送り先のラベルを貼る人、
バリューブックス 梱包マシン

バリューブックス 梱包マシン

2人組で作業をしていきます。
息がぴったり合って波に乗ると、テレビでよく見かける「餅つき」のような、軽快なリズムが刻まれます。

 

梱包マシンを使うメリット

梱包機を使うメリットはまだまだあります。

ロール状になったビニールを機械でカットしながら古本を梱包していくため、封筒の形になっている袋を購入する場合に比べて材料費を抑えることができます。

加えて、動作が減るので作業の負担も下げてくれるという利点もある。

イイことづくしですね。

 

まとめ

梱包マシンの良いところをまとめると、

①スピードでお客様のご要望に迅速にこたえる
②出荷品質を整える
③梱包材にかかるコストを抑える
④作業の負担を下げてくれる

の4つになります。

発送業務の「時間」「品質」「コスト」「作業負荷」の4つの改善に貢献しているんですね。

いやー梱包マシン素晴らしいな!

そして、こういった改善を積み重ねることが、「NABO」のような実店舗を運営し上田市を盛り上げる活動につながっていたり、『WIRED』で特集された「バリューブックスがこれから社会に提供していきたいこと」につながるんだろうなぁ……

と、最近になってなんとなくわかってきて、勝手に感動してしまいました。笑

最後まで読んでいただきありがとうございました!
それではまた!

posted by バリューブックス 編集部

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